Sain'o O『YeLLow』について
大変ご無沙汰しておりました、前回の投稿から気づけば4か月が経過し、今はもう年の瀬
アルバムのリリースからは半年が経過してしまいました。
考えすぎて手も足も出なくなっていたというのが正直なところです。
しかし…気を取り直して完走に向けて書いていこうと思います
YeLLowはブルージーなリズムに乗せた親しみやすい音楽という第一印象を受けました
構想の時点からたくさんの人の声を入れるパートがあるということで温かみがあり親しみやすい音像を目指して作業を始めました
ヴァイオリンパートによるウッディーな演出が加わることで、より温かみが補強されていると思います
最終的にテープシュミレーターや真空管コンプなど、倍音が多く付加されるプラグインが多めに入る結果となりました
人間味や温かさは曖昧さから生まれるノイズによって生み出されます、人の世にも必要な考え方なのではないかなと思います
みんなで合唱するパートでは多くの人が各自で収録した音源をDAW上で集約しています、多様な環境音も含まれる音源から音声部分をなるべく取り出し、集合写真撮影で全員の顔が見えるように気を配るカメラマンのような気持ちで各音源を空間上に配置しました、土橋君を中心に囲ってみんなが歌っている景色が見えていたら幸いです
YeLLowは曲調と歌詞の温かさと裏腹に
誇りと虚栄、個性と規律そういったバランスを欠いてしまいそうなこの国を皮肉っているウィットに富んだ側面もあると思います、一曲でA面B面的な楽しみ方ができる面白い曲なのではないでしょうか。
YeLLowのドラム録音の際に撮影していた動画を曲に合わせて編集したムービーがあります、拙い演奏ではありますがご興味があればどうぞ