Sain'o O『たんす』について
こんにちは
今回は土橋悠宇Sain'o Oから『たんす』について回顧してみます
たんすについてはドラムも叩かせていただいたので、ドラマーとしての視点もわずかに交えつつ書いていきます。
このたんすという曲、第一印象はやはりダンサブルな曲、裏ノリでファンキーなグルーブが素敵
でした。
キメの位置、グルーブのウェイトポイント、リフのアクセント、弾き語りを聞いた時点でドラムが見える!とエキサイトしたのを覚えています。
歌詞に含まれる感情的な要素も、熱を帯びつつも重苦しくなくグルーヴィーで新鮮な感覚になりました、アウトロに向けてエネルギーが増していくイメージも心地よい流れで素敵でした。
ということで、個人的には
フレッシュ、ホット、クール、エアリー、
そんな単語がフィットするミックスになるようにという着想でスタートしました。
しかし、たんすは特に関わっていただいた演奏者の方々が多いです
べース
ブラス
そして自分のドラム
それぞれのプレイヤーの個性も楽曲のキャラクターの一部として生かせるようにfixしていきました
各楽器とも同じ方向を向いて集ってくれていますが、『同じ方向』に対する解釈の多様性が介在しているので、しっかり個性的であるわけです。
それらを『たんす』という1人格にまとめ上げるのはなかなか大変でした
しかし、せめぎ合う個性や考え方
それらの絶妙なバランスを見つけようとして起きた葛藤と選択の結果として今回の音源のような『たんす』が出来上がったといえると思います。
自分が思ってもみないようなところに辿り着くことがある、そんなところが面白い。
人と人の関わりの妙を感じることができました。