僕の命はそこにあるのピアノのお話
今回、土橋悠宇1stアルバムSain'o O「僕の命はそこにある」でピアノを担当した川﨑未悠氏のコメントを紹介します。
彼女は、今アルバムでアシスタントエンジニアとしてもミックスやサウンドエディトに
大きく貢献してくれた一人です。
以下、コメント全文です
この度は1stアルバムSain'o O発売おめでとうございます。
最初土橋さんから依頼を受けたとき、土橋さんの強いこだわりに沿うものができるか不安でした。
まず、土橋さんが粗く弾いてくれたのをもとにピアノパートのアレンジを始めましたが、
土橋さんと出会って間も無かったので、どういう経緯でこの曲ができて、土橋さんがどういうイメージとしてこの曲を表現したいのか、明確に見えず悩みました。
でもその後、一杉さんを交えて土橋さんとお話するにつれて、少しずつ土橋さんの周りにあるものなどを知りました。土橋さんが身の回りの環境や自然に対して感じてきた感覚、それは今まで私になかったものでした。
土橋さんのバックグラウンドを知ることによってイメージを共有できるようになったのと同時に、(自分が街中で育ったからなのか)身の回りで土橋さんのような感覚で生きてきた人にほぼ出会ったことがなかったので、新鮮な感覚でした。
それから、イメージが共有できたことで、土橋さんのこだわりやイメージをとり入れつつピアノを作り込んでいくことができたと思います。
最終的には自分なりにこの曲の解釈やイメージを深く考えてピアノパートに落とし込めたと思います。とても貴重な経験でした。
また、音色についてもエンジニアの一杉さんと三人でとても悩みました。
ピアノの音色一つで、こんなに見える景色が変わることに驚きましたし、こんなに音と向き合い、議論したのは初めてでした。
同時に、こだわりをもって話すことがすごく楽しいことだと知りました。
こだわったからこそ、この曲にフィットするピアノの音にたどり着くことができたと思います。
このピアノパートの存在が、「僕の命はそこにある」が持っている世界観を広げられるようなものに、日本を飛び出し世界まで広げられるような存在になっていたらうれしいです。
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